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フジ医療器の健康管理コラム

美と健康のコラム

【第39回】脂質異常ではありませんか?

9月は食生活改善普及運動月間です。
「食事をおいしく、バランスよく」が基本テーマとされていて、健康を考えた食生活を良くしていこうという取り組みです。
しかし、これからの季節は食欲の秋とも呼ばれ、ついつい好きなものを食べ過ぎてしまう・・・なんてこともあるのではないでしょうか。

偏った食生活を続けていると、毎年受ける健康診断で身体について気になる部分もでてきます。
その中でも、今月のコラムでは「脂質」についてご紹介します。

血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。
脂質の異常には、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)の血中濃度の異常があります。
これらはいずれも、動脈硬化の促進と関連します。

LDLコレステロールの高値の原因として、まず第一に食事中の飽和脂肪酸のとりすぎがあげられます。
飽和脂肪酸は、肉の脂身(赤身ではなく白い部分。バラ肉、ひき肉、鶏肉の皮も含む)・バターやラード・生クリームなどに多く含まれます。
パームヤシやカカオの油脂、インスタントラーメンなど加工食品にも含まれています。

トリグリセライド(中性脂肪)の高値の要因としては、エネルギー量のとりすぎ、特に甘いものや酒・油もの・糖質のとりすぎがあげられます。
これらを改めて運動や減量を行うことで、中性脂肪を下げることができます。
また背の青い魚に多く含まれるn-3系(ω-3系)多価不飽和脂肪酸には、トリグリセライド(中性脂肪)を下げる働きがあります。

HDLコレステロールの低値はトリグリセライド(中性脂肪)の高値と連動することが多く、その要因は、肥満や喫煙・運動不足です。
運動や減量・禁煙によりHDLコレステロールの上昇が見込まれます。

飽和脂肪酸のとりすぎを改め、毎日少しの運動を取り入れることで脂質の値を改善することができます。
この機会に、ご自身の生活を見直してみるのもいいかもしれませんね。


出典:
厚生労働省e-ヘルスネット

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